Miwa♪のCD購入&ライブチケット予約はこちらから⇒mewmiwa7@gmail.com
2014年04月01日
歌姫たちと。。。

(写真左:糸数 知さん 右:宮城 美幸さん)
2014年3月、最後の夜、私はパレット市民劇場にいました。
お仕事でご一緒する、素敵なソプラノ歌手である3人の歌声を聴くために。
この日は、日本声楽発声学会 沖縄支部が立ち上がって第一回目の
”歌の集い”in沖縄という声楽家の方々を中心とした舞台でした。
私が聴きたかった3人のソリストたちはこんな人たち。。。
ソプラノ 糸数 知(ちか)さん
*第5回東京国際声楽コンクール一般の部2位に輝く実力。
ソリストとして数々のステージを務めています。
ソプラノ 知念 律子(りつこ)さん
*ドイツ、イタリアへの留学を経て、帰国後ソリストとして活躍。
FC琉球監督F.トルシエ氏のフランス国歌勲章授与式にて演奏、
沖縄県復帰40周年記念式典国家演奏など。。
ソプラノ 宮城 美幸(みさち)さん
*県立芸大大学院修了。数々のオペラ作品に出演。「椿姫」の
ヴィオレッタ役、「リゴレット」のジルダ役で好評を博す。
コーラスの歌唱指導も行う。
そして、この日の演目は。。。
✩美幸さんの歌ったのは。
J.オッフェンバック
オペラ《ホフマン物語》より
”生け垣に小鳥たちが”
*主人公ホフマンが、歌う人形のオランピア、瀕死の歌姫アントーニア、ヴェネツィアの娼婦ジュリエッタと
次々に恋に落ちるが何れも破綻するという内容なのだけど、この曲は人形のオランピアの歌う曲。
出てきた瞬間に、愛らしい人形のようなドレス姿。その表情や人形の動きに、観客は魅了されて
みんな笑顔になっていました。彼女が舞台袖に去るまで拍手が鳴り止まなかったのは言うまでもありません。
✩律子さんが歌ったのは、
C.グノー
オペラ《ファウスト》より
”宝石の歌”
*ファウストとメフィストフェレスが残した宝石をマルグリーテが見つけ,その宝石を思わず身に着けてしまう。
鏡に映る自身の美しさに思わず魅せられてしまったマルグリーテの心境を歌うという場面。
律子さんの高音の伸びと、低音の柔らかさがとても美しかった一曲でした。
✩知(ちか)さんが歌ったのは、
G.ロッシーニ
オペラ《セビリアの理髪師》より
”ドン・バジリオ!”
*第2幕に出てくる、五重唱「ドン・バジリオ!」「なんということだ!」(ロジーナ、伯爵、フィガロ、バルトロ、バジリオ)
五重唱なので、他に出演者は、ピアニスト含めて5人いたわけだけど、その中で女性一人。
グリーンのドレスに身を包んだ彼女はとても美しく、輝いていた。ソロで歌うのを聴いたことはあったけれど
今回は、また違った面が見れてとても嬉しかった。彼女の天使のような柔らかい歌声は他の人にはない
素晴らしい楽器。こうなると、オペラも見たくなってくる。。。いつかな~次は。

というわけで、今回は3人の歌が一晩で聴けて、なんとも幸せな時間だった。
本当は、もっと聴きたかったところだけど。。。
また次回のお楽しみに。。。(^^)
しかし、毎回、見るたびに上手くなっていて本当に驚かされる。
表現力も加わって、観るものを楽しませてくれる。
さて、また自分の世界へ戻ってきたわけだけど。。。
彼女たちの堂々としたオーラは、その努力と積み上げてきた経験からなるもの
だと気づいた。はて、私には、そんなものあるだろうか?
ま、それはさておき。。。
とりあえず、美しいものを見て聴いたのだから
今夜はぐっすり眠れるかな。。。
おっと。もうこんな時間。
皆さん、おやすみなさい。